🎹 第19回ショパン国際ピアノコンクール2025 開催スケジュールまとめ
5年に一度、世界中のピアニストがワルシャワに集う「ショパン国際ピアノコンクール」。2025年はその第19回大会が開催されます。
今回は、公式文書 “Regulations of the 19th International Fryderyk Chopin Piano Competition” に基づき、予備予選から本選、そして入賞者コンサートまでのスケジュールを詳しく解説します。
📅 大会全体の流れ
日付 | 内容 |
---|---|
2025年4月23日〜5月4日 | 予備予選(Preliminary Round) |
2025年10月2日 | 開会式(Inauguration of the Competition) |
2025年10月3日〜7日 | 第1次予選(Round One) |
2025年10月9日〜12日 | 第2次予選(Round Two) |
2025年10月14日〜16日 | 第3次予選(Round Three) |
2025年10月17日 | ショパン命日記念式典(Commemoration of Chopin’s Death) |
2025年10月18日〜20日 | ファイナル(Final Round) |
2025年10月21日 | 第1位受賞者コンサート(1st Prize Winners’ Concert) |
2025年10月22日 | 第2位受賞者コンサート(2nd Prize Winners’ Concert) |
2025年10月23日 | 第3位受賞者コンサート(3rd Prize Winners’ Concert) |
本大会のメイン期間は 2025年10月2日から23日まで。
その前に、4月〜5月に行われる予備予選(Preliminary Round)を通過したピアニストのみが本選に進むことができます。
🎵 各ステージの概要
■ 予備予選(Preliminary Round)|4月23日〜5月4日
会場:ワルシャワ国立フィルハーモニー(小ホール)
世界中から集まった応募者が演奏し、その中からおよそ80〜90名が本選への出場権を獲得します。
一次予選の結果発表はこちら! (10月7日発表) 2025年に開催される第19回ショパン国際ピアノコンクール(ワルシャワ)の予備予選結果がついに発表されました。世界中から集まった精鋭たちの中から、85名(うち日本人は13名)が本大会(1[…]
■ 第1次予選(Round One)|10月3日〜7日
約80名の出場者が、エチュードやノクターンなどを中心にソロ演奏を行います。
ここで40名程度が次のラウンドへ。
一次予選の結果発表はこちら! (10月7日発表) 2025年に開催される第19回ショパン国際ピアノコンクール(ワルシャワ)の予備予選結果がついに発表されました。世界中から集まった精鋭たちの中から、85名(うち日本人は13名)が本大会(1[…]
■ 第2次予選(Round Two)|10月9日〜12日
ポロネーズ、スケルツォ、マズルカなど、より多彩なプログラム構成で実力を披露。
ここで20名ほどに絞られます。
■ 第3次予選(Round Three)|10月14日〜16日
ソナタや幻想曲など、より大規模で構築的な作品が課題。
ここで最終ラウンドとなるファイナル進出者(最大10名)が決定します。
■ ファイナル(Final Round)|10月18日〜20日
演奏曲目:ショパンのピアノ協奏曲第1番または第2番。
会場はワルシャワ・フィルハーモニーホールで、ポーランド国立放送交響楽団との共演となります。
■ 入賞者コンサート(Prize Winners’ Concerts)|10月21〜23日
各日異なる順位の受賞者が出演。世界初披露となる“受賞後の演奏”が行われ、テレビや配信でも中継予定です。
⏰ 期間中の特別イベント
10月17日は、ショパンの命日(1849年10月17日)を記念する式典が開催されます。
この日は審査は行われず、歴代入賞者やポーランドの音楽家による演奏が行われる予定です。
📍 会場と雰囲気
全ラウンドのメイン会場は、ワルシャワ・フィルハーモニー(Filharmonia Narodowa)。
豊かな音響と歴史あるホールで、ショパンの音楽が連日響き渡ります。
世界各国のテレビ・ラジオ・YouTube配信を通して、数百万人が視聴する音楽祭です。
🧭 まとめ
第19回ショパンコンクールは、2025年4月の予備予選から10月の本選・入賞者コンサートまで、半年以上にわたる長い旅路です。
一次からファイナルまでの緻密なプログラム構成と、演奏順・採点方式の刷新により、これまで以上に透明で公正な大会となることが期待されています。
大会の模様は、ポーランドの公式放送局「TVP Kultura」や「Chopin Institute YouTubeチャンネル」で世界同時配信予定です。